9月3日朝8時過ぎにカリフォルニア・ゼファ号の寝台室(ルーメット)を ウェッブサイトで予約したものを乗車券に交換するためにデンバー、ユニオン駅に行きました。堂々たる風格のある駅でした。

 

 

 しかし、ホームはさびしいものでした。線路は本屋よりのホームの1線のみでした。

 

 

 この駅に発着する列車はカリフォルニア・ゼッファ、5レ、6レの往復だけですので仕方がありません。

出来れば、この日のシカゴからのカリフォルニア・ゼッファ、5レ、デンバー発8時2分発の列車を撮りたかったのですが、大幅に遅れ 10時30分となっていましたので諦めました。

 乗車する9日も定時と思って早く駅に行ったら、長時間、駅で待たねばならないので、起きぬけ に駅に電話をかけましたら、予定乗車開始時間8時30分とのこと。ウェッブサイトはOn Timeとのことで、すこし早目にユニオン駅に朝7時30分に参りました。

威厳のある駅の中には大きなホールがあり、せずりの高い木製ベンチがたくさん並んでいます。ホーム側を見た ものですが、真中に「カリフォルニァ・ゼッファ」のチェックインカウンターがあります。横にカリフォルニア・ゼッファの時刻表が大きく掲げられています。左がCoachクラス(普通座席車)、 右がSleeper(寝台車)の乗客用です。車掌がチェックインをして、号車と部屋の番号を書いたカードをくれます。

  駅舎とホームの間には道路があり、連絡バスが発着しますので、乗客は右側の扉から、地下道を通り、ホームに出ます。

 

 

    

  列車は既に到着していました。手荷物車以外はスーパー・ライナーという2階建て車両の10両編成で、車両限界が大きいので、背が高く、2段ベッド寝室が1階と2階にあります。 機関車も背が高く、威圧感があります。左にも機関車がいますが、シカゴから牽引してきて、デンバーで、交換したものかもしれません。

 

 

 1泊2日のカリフォルニア・ゼッファの旅が始まります。サンフランシスコ(エメリービル)、翌日、16:10着です。

遅れなければ!ですが。

デンバーを出発し、40分ぐらいで、ロッキー山脈をΩカーブで登って行きます。

寝台では見通しが悪いので、オブザベーションカーというドームカーに移動し、車窓を楽しみます。車内の様子が窓に写り込み、写真が良く撮れません。眼下にデンバーのある大平原のパノラマが広がります。

 

 

やがてロッキー山中に入ります。緯度が低いので、カナディアン・ロッキーのような雪をかぶった岩山とコバルトブルーのみずうみなんていう、眼を奪われる景色もなく、地味な山です。

 

 

 ほぼ登り切ったところの小さな平地に、交換設備があり、One Mile Trainと言われる長い貨物列車がカリフォルニア・ゼッファの通過を待っていました。

 

 

 程なく、サミットのモハットトンネルに入ります。標高2,816m、北米大陸 大分水嶺です。 

 やがて、コロラド川の渓谷を走ります。岩山が車窓に迫り、ドームカーの威力を発揮します。

 

 

ここで、列車は何か分かりませんが停まり、動かなくなってしまいました。40分ぐらいたって動き初めましたが、程なく、また、30分ぐらい停まりました。1時間半は遅れたと思います。ユタ州に入る辺りから、荒野が続きます。               

 Sleeperの乗客には食事が付いています。食堂車で摂ります。量もそれほどでなく、味もそこそこです。

 

 

2人ですと必ず相席になります。アメリカ人は必ず、話しかけてきます。 特におばさんはどこの国でもおしゃべり好きです。2人のおばさんとの時には、子供のこと。日米のすしの違い、果てはガラガラ蛇は礼儀正しい!なんてことを延々と1時間もお話が続きました。

 70前後と思われるおばあさんがボストンからサンフランシスコまで、シカゴで列車を乗り継いで、車内 3泊4日の旅を、子供の家を訪れるためにしているとのことで、びっくりしました。

 飛行機は嫌いでいつも、列車で旅をしているとのことでした。この列車には移動手段として乗っている人も多く、単なる観光列車ではないようです。

オランダ人のこちらより年上のご夫妻が、寝台ではなく、普通座席車で、1泊2日の旅をしていました。 食堂車で一番安いチキンのグリルをとり、飲み物はコーラを夫の分として一杯とり、奥さんは水も要らないと断り、一杯のコーラを二人で飲んでいました。

アメリカでは水はただなんですが、ヨーロッパのように、ミネラルウォーターを出されると思ったのでしょう。オランダ人はシブチンと言われていますが、正にその通りです。

 適正なチップの量なども教えてもらえましたし、食堂車は腹を満たすだけでなく、中々、楽しめるところでもあります。

 ユタ州の州都ソルトレーク・シティは真夜中で、荒野の中は眠っているうちに通過です。

 翌日朝、ラスベガスと並んで、ギャンブルで有名なネバダ州のリノに停車しました。街の様子を少し見たいと思いましたが、時間がなく、諦めました。その代わり、列車の観察です。  

 機関車のすぐ後ろが手荷物車、それ以外は2階建て車両です。左の写真のドアのところに立っているのはこの列車の チーフ・コンダクターです。昔から、アメリカの列車の車掌には大男を雇うと言われていますが、AMTRAKもその伝統を 守っており、みな、アングロサクソン系の大男です。この大男と比較して、車両の高さがおわかり頂けると思います。

 右の車は小生のお召です。手荷物車+寝台車3両+食堂車+オブザベーション・カー+普通座席車(Coach)4両の編成です。

 

 

 貫通路は2階だけあり、階下の端は機械ルームになっているようで、通り抜け不可です。連結器は自連のように見えますが、前後のガタガタ振動がないので、密連的なものかもしれません。

 

               

 台車は釣り合い梁式コイルばねのやや古臭いタイプです。

 

 

  ネバダ州からカリフォルニアに入るとき、シェラネバダの大山脈を越え、州都サクラメントに到着です。     

改めて機関車を見て、1昼夜走り続けた労をねぎらいました。

 

     

AMTRAKCalforniaと機関車の横に書いた列車が停まっていました。サクラメントーサンフランシスコ((エメリービル)間のキャピタル・コリドーと思われます。

 

 

 ここから、緑の農地が広がるカリフォルニアの平原を走り、終点エメリービルには定刻より、20分程遅れの16時30分に到着しました。ダイアに元々、余裕があり、停車時間を短縮したこともあり、1時間半の遅れを大幅に回復したようです。 連絡バスでベイブリッジを渡り、40分ぐらいで、サンフランシスコ、フィッシャーマンズ・ワーフに着きました。

 ルーメットというシャワー、トイレは室外というもので、2人で555.6ドル(51.501円)でした。 他にベッドルームというシャワー、トイレ付のものもありましたが、室料が980ドルもしましたので、止めました。 2人の食事代込みですので、そんなに高くないと思われます。

  サンフランシスコのフィッシャーマンズ・ワーフに着きましたら、観光客があふれかえっておりました。デンバーに比べ、大変な違いでした。一流の観光地ですから、仕方がありません。

 

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(2010-10-25)
(2015-4-10)整理更新


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