ちらりと見た南アの鉄道(1988年)

15年前の冬、南アフリカに出張を命じられました。

例のアパルトヘイトで、世界中から非難を浴びていた最中でした。なんだか、一寸いやだなと思いましたが、駐在した人で、この国が好きになる人もいましたので、どんな国か、見たい気にもなりました。

日本からの直行便は無く、香港で、南アフリカ航空に乗り換えねばなりません。香港を夜発ち、 15時間、途中給油の為、モーリシャスにより、朝、ヨハネスブルグに到着しました。

ヨハネスブルグは意外に近代的な大都市で、街の中心のカールトンセンターに勤め先の事務所があり、これに隣接したホテルに宿泊しました。

業務出張ですので、鉄道写真を撮る事等、不可能なことが多いのですが、たまたま、同行の鉄道ファンNさんとヨハネスブルグの駅に時間を見つけて、出かけましたが、余り、雰囲気が良くなかったので、早々に引き上げました。

ヨハネスブルグから客先に行く為、事務所の車でドライブしている時、鉄道線路と平行し、広大な平原を列車が走って来るのが見えました。お願いし、車を止めてもらい、写しました。

南アフリカの大半は2000mに近い高原で、見渡す限り平原が広がっていました。車の少ない道路を南下している時、平行していた複線電化路線をEL牽引の貨物列車が走ってきました。

機関車はClass5E1、DC3kV Bo-Bo、連続出力1400kW、2連と思われます。南ア国鉄では必ず機関車を重連で運用していたようです。これは、故障に備えてのものと思われますが、このため、1両あたりの出力はあまり大きくなくても良いのでしょう。日本と同じサブロクの為、大出力の機関車が実現しなかったことも重連主義になったのかもしれません。

 

蒸気機関車も未だいました。Class16、4-6-2(Pacific)と想定されます。急行旅客用だったのでしょうがこの時は入換えが仕事でした。

 

これだけです。この時、撮影したのは!

 

南アフリカはアパルトヘイトもなくなりましたが、治安は悪化し、ヨハネスブルグは大変危険な町になったようです。

しかし、有名な「Blue Train」は未だ運行されており、最近ではこれを超える世界一の豪華列車「Rovos rail」も話題になっています。サブロクの鉄道としては、日本に次ぐ、規模と技術を誇る鉄道で、独特なスタイルで、世界中にファンも多いようです。

 

行ってみたな!と最近思いますが、やはり、ふぐではありませんが、命は惜しし!で、決断は付きません。

せめて、4枚だけですが、昔の思い出をご覧頂いた次第です。