上海ぶらり旅(その2)

上海のリニアは、VIP車は、倍額の100元であるが、1500円で金ぴかの皮張りシートを独占できるから、安い物だと思う。地下鉄の接続駅「龍陽路」で家内と別れ、案内人の居るタクシー乗り場を眺め、広場からリニアの走行写真を撮ろうと時間待ちをしていると自転車に乗った人が、寄ってきて「何をやっているか?」風の質問なので、「フ音グラフ!」と連呼したら、納得したらしく去っていくが、おまわりさんらしい。帽子は無いので、一般人と間違えてしまいそうである。駅の下の「技術展示館」の受付嬢は、にこやかカメラに収まってくれた。

地鉄のカードは、30元で+20元の最低金額で、領収書を呉れた。カードを戻すときに使うのだろう。ぶらり旅には、自由に乗れるので、便利である。自動改札で反応すると矢印がひかり、ターンバックルがまわるので、入れるが、×の場合は、びくとも動かない。2号線、2161号に乗るとメーカーは、アドトランツ、シーメンスである。各駅の乗降は、平日の割りに多くて、短距離を利用する人も多い。シートはプラスチツクなので座る気がしない。

上海地鉄

 路線図をよりどころとして人民広場で降り、「1号線」の案内どうりに地下道を延々と人の流れに乗って移動。広場にも上がってみたいが、我が目的は、地鉄なので、太陽は拝まずに、ひたすら案内表記を頼りに歩く。 同じような、佇まいの車両で、上海南にて下車すると次は、地上線の3号線である。見上げると上海駅のパイプ組み立て式の大きな屋根が、全体を覆っているので大きすぎて、ヘリコプターに乗らなければ全貌写真は、無理でパイプだけの写真になってしまうので、やってきた始発電車に乗り込む。流線型の近代車で大きな窓の左右は「赤」側面は、クロと黄の派手な外装である。クーラーの効いた車内からおおきな窓越しに、国鉄の構内がみえるが、めぼしい物がない部分で、残念。高架上を快適に走り、座して市内見物であるが、市の西郊であるから、高層ビルは、無い。古い町屋を盛大に壊し、ガラス多用の中層ビルにどんどん変わっている。高架の左右は、防音壁である。この3号線は、4号線も混じって走り、3,4号の表示である。途中の駅のホームからも対向車をパチリ、右側通行である。

 上海駅で下車してみると、国鉄駅は、写真で見たとおりの威圧感のある、これぞ「駅!」で嬉しくなる。再び、3,4号線に乗り、次の「宝山路」までの一駅は、高架から、機関区客車区を眺められるが、窓が開かないので、ビデオ向きである。

上海駅

 案内図によって「上海鉄路博物館」に行くが路上には、なにやら布をひろげて物を売っていたり、上海鉄路局の金文字を見遣り、トロリーバスを見送りと、、、初めての街は、気持ちがわくわくする。本館は、旧本社の感じであり、守衛所の後が、入場券売り場。大人10元、子供5元である。前庭にSLが2両。館内は、静かである。DLのシュミレーターがあり、折良く時間に合わせて、館員が操作するのを後ろの席から眺めるのであるが、音も入り、実感的で前方風景の流れを楽しめた。3元で買った缶コーヒーでしばしくつろぐ。相客は、鉄道大好き風青年と鉄道マンOBの老人とその孫のお嬢さん。展示の中に、先ほどかすめた、上海南駅の大屋根の模型が展示してある。

上海鉄路博物館

鉄路博物館前のトロバス

同じ道を辿り、上海駅で1号線に乗り換えるべく、地下道を歩くが、こちらは、両側に店が並び、大混雑である。途中で乗り換えの地方人に道を聞かれてしまった。1回目は、国鉄に乗る若い夫婦なので、予習済みのコースを手まねでニョゴミョ語で言うたら、安心したらしい。次は背中を叩かれておばあさんが、何か聞くが、荷物は少ないので、地鉄だろうと予測して、手まねでしぐさで判って欲しいと念じたが、いいろいろと言う、、、コレには困り目の前の店の人を指差して「あの人に聞いてよ」と日本語で言ったら、そちらえ向ったので一件落着。我が姿は、ビニールの買い物袋にデジタルカメラの軽装であるから、はるばる東国から来たガイジンとは見てくれないようである。夕刻になったので、ホテルに急ぐ。たびの達人としては、下車駅の出口番号3を手帖に記してあったので、事なきを得たが、一瞬、何番だったのか、覚えていない事にきずいた。危うく、人にホテルへの道を聞く羽目になるところであった。

ホテルでシャワーを浴び、夕食である。インターコンチを出て、込み合う歩道を歩いていたら、またまた、青年に道を聞かれる。何処に行きたいのか、皆目判らないので、コレは合い無そりーで勘弁してもらい、しばし落ち込む、、、家内が、予習した町並みの中から、全館食べ物やという「FOOD IN」に入る。エスカレーターを中央に四囲は色々の食べ物屋が、あっておおにぎわいで、呼び込みまでやっており、現地人に紛れ込む羽目になった。4階の「伍京堂」で飲茶風の食事とチンタオビール。左右の席には、若いアベックが、食欲旺盛で、頑張れよと激励したくなるが、余計な口出しを控えて、こちらは、おとなしい大人の晩餐である。中国では、麺のことは面であることに、唖然とする。漢字文化もよりどころが無くなってしまいそうである。中国人は、口で喋り捲って世界を制覇、英語で勝負する事を今更ながらきずいたのである。

私のオーダした、スープ海老餃子は、皮が厚ぼったく、少し食べて満足。鶏がらスープは飲み干す。が具は大半を残してしまった。店内の照明は、明るくて、清潔食堂風で、活気がひしひしと伝わってくる。

食後の散歩は、同じとうりにあるヤオハンに入る。照度は、明るすぎる程で、眼を見張るばかりである。地下の東方書店に入り、リニアの本は無いかと怪しげな英語で聞いたが、判らない。お馴染みのハンデイ翻訳機まで持ってきて呉れたが結局その関係の本は無いという。では、鉄道地図、、、と作戦を変更。大きな全国地図が9元であった。明日が早いので、満足してホテルに帰着。

銀行協会の会議をやっている由で入り口は物々しい警戒態勢。婦人警官の荷物と身体検査を受けて入館。金庫からパスポートを出そうとしたら、パスコード4桁を入れても。エラーで開かず。0番に電話したら、日本語が返ってきて一安心。結局ホテルの人が、部屋にきてCPUを解除したらしく、一件落着。ホテル内は、下まで見えるのでパチリ。

 

まだ、暗いうちにHISの同じ青年が、迎えに来る。空港で初めて会ったのが、24時ごろであったが、今度は、6時45分であり、親近感が沸く。同じツアーの静岡からの親子を迎え、高速道路を空港へ。やはり途中は、渋滞で運転手は、大変。ガイドは、一眠り。こちらは、気楽に車の割り込み走行などを観察しているうち3階の空港アプローチに横付け。時間的にもリニアの盛況が望まれる。元は、いまや15円か14円であるが、成田の空港での1万円は約600元であったが、上海のホテルでは、680元であった。出発時の空港では、最低限の両替が宜しいようだ。

飛行機は、B777−200、2−5−2−の配列である。満席。外は雨。ANAとの共同運航という、アナウンスは、日本語も入る。1117分離陸。水平飛行になると雲の上は、素晴らしい青空で安定飛行。食事の前は、ビールが楽しみである、家内は、肉。私は魚の食事をワインで楽しむ。

成田には、1438分着陸。16時の京成バスは、渋谷の駅上を1710分には通過。あっという間の上海訪問は、終わる。(この項、終わり)

 

(2006-6-27)